突然「総務省からのお知らせです」「携帯番号が不正利用されています」といったメールが届くという事案が発生しています。
国の機関から直接メールが届くと、思わず焦ってしまう人も多いでしょう。
しかし、その多くは詐欺メールです。
こちらの記事では総務省を名乗るメールの真偽や見分け方、さらに被害に遭わないための対処法について詳しく解説します。
こちらの記事で分かること
- 総務省からメールが!慌てる前に確認することは?
- 総務省からのメールが詐欺かどうか見分けるには?
- 詐欺メールの目的と特徴・対処法は?
ぜひ、最後までご覧になってください。
総務省からメールが!慌てる前に確認することは?
まず大前提として、総務省が個人に対して直接メールを送るケースは極めてまれです。
行政からの重要な通知は、基本的に「書面」で行われます。
例えば行政手続きに関する案内や調査の通知などは郵送で届き、メールでの一斉通知は行われません。
したがって、以下のような場合には「詐欺の可能性が高い」と判断できます。
詐欺の可能性が高いメール
- 突然「アカウント停止」や「携帯番号の不正利用」といった警告が届いた
- クリックを促すURLリンクが本文に含まれている
- 個人情報や暗証番号、マイナンバーなどの入力を求められている
もし総務省からのメールを名乗る通知を受け取った場合、まずは冷静に送信元を確認することが大切です。
慌ててリンクをクリックしたり、返信したりしないよう注意しましょう。
総務省からのメールが詐欺かどうか見分けるには?
詐欺メールは巧妙に作られており、一見すると本物のように見えることがあります。
以下のポイントを押さえておくと、見分ける際の助けになります。
1. 送信元アドレスの確認
公式な総務省のドメインは「soumu.go.jp」です。
これ以外のアドレスから届いた場合は詐欺の可能性が高いです。
似ているドメイン・アドレスに注意!
例えば…
- soumu-go.info
- soumu-jp.net など
2. 不安を煽る件名
「重要なお知らせ」「至急対応してください」「アカウント停止」など、受信者を焦らせる件名は典型的な詐欺メールの特徴です。
3. 本文の内容
総務省がメールで金銭や個人情報を求めることはありません。
「暗証番号を入力してください」「身分証をアップロードしてください」といった内容はすべて詐欺です。
4. リンク先のURL
メールに記載されたリンクにマウスを合わせると、実際のリンク先が表示されます。
公式サイト(https://www.soumu.go.jp/)と異なる場合はクリックしないでください。
5. 添付ファイル
不審なメールに添付されたファイルは開かないようにしましょう。
ウイルス感染や情報流出につながる可能性があります。
詐欺メールの目的と特徴・対処法は?
総務省を名乗る詐欺メールの最終的な目的は、個人情報や金銭の搾取です。
具体的には、以下のような手口が確認されています。
詐欺メールの目的
- 個人情報(氏名、住所、電話番号、マイナンバーなど)の収集
- クレジットカード番号や銀行口座情報の入力を誘導
- 偽サイトに誘導してIDやパスワードを盗む
- マルウェアを仕込んだ添付ファイルでPCやスマホを感染させる
よくある特徴
- 日本語の不自然さ(翻訳機を使ったような文面)
- 差出人名に「総務省」を使っていても、送信元アドレスが全く別物
- 「今すぐ対応しないと不利益が生じる」と脅す表現
受け取ったときの対処法
- メールを開封せず削除する
- 添付ファイルやリンクは絶対にクリックしない
- 迷惑メールとして報告する
- 不安な場合は総務省公式サイトを直接確認する
- 被害に遭った場合は、速やかに警察や消費生活センターに相談する
セキュリティソフトを導入して迷惑メールを自動的に振り分けることも有効な対策です。
まとめ
「総務省からのメール」と称した通知の多くは、詐欺グループによるフィッシング詐欺です。
総務省は通常、個人に直接メールを送ることはなく、公式な連絡は書面や正規の電話で行われます。
チェックポイント
- 送信元ドメインが「soumu.go.jp」以外は要注意
- 不安を煽る件名や金銭・個人情報の要求は詐欺の可能性大
- 不審なメールは開かず、リンクや添付をクリックしない
万一疑わしいメールを受け取った場合は削除や報告を徹底し、必要に応じて総務省や警察へ相談しましょう。
正しい知識を持って冷静に対処することで、被害を未然に防ぐことができます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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