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「ブラックショーマンと覚醒する女たち」様々な事情を抱えた女性たちの物語

今回ご紹介するのは東野圭吾さんの「ブラックショーマンと覚醒する女たち」です。

 

こちらは「ブラックショーマンと名もなき町の殺人」に出ていた武史と、様々な女性達の物語となっています。

話自体は繋がっていませんが、主人公の武史と真世は登場しているので、先にこちらを読まれることをおすすめします。

当ブログでもあらすじや見どころをご紹介しているので、ぜひご覧ください!

「ブラックショーマンと名もなき町の殺人」叔父さんの推理力から目が離せない!
<ネタバレなし>東野圭吾さんの「ブラックショーマンと名もなき町の殺人」のあらすじや見どころをご紹介しています。兄を殺した犯人を、姪と共に見つけ出そうとする武史の推理力から目が離せません!

 

こちらの記事で分かること

  • 「ブラックショーマンと覚醒する女たち」概要とおすすめしたい人
  • 「ブラックショーマンと覚醒する女たち」あらすじと見どころ
  • 「ブラックショーマンと覚醒する女たち」感想

ぜひ、最後までご覧になってください。

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」概要とおすすめしたい人

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」概要

  • 発売日:2024年1月30日
  • 著者:東野圭吾

おすすめしたい人

  • 短編集なのでサクッと読みたい人
  • 華麗な推理を読みたい人
  • 色んな事情を抱えた女性を見たい方

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」あらすじと見どころ

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」は、6個の短編集となっています。

1話ずつ、あらすじと見どころをご紹介しますね!

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」あらすじと見どころ

  • トラップハンド
  • リノベの女
  • マボロシの女
  • 相続人を宿す女
  • 続・リノベの女
  • 査定する女

トラップハンド

あらすじ

美菜は武史の経営するバー、「トラップハンド」に清川という男性を伴ってやってきた。

コロナ禍で簡単に行けなくなってしまったハワイの別荘を、売ろうかどうか迷っているという話する。

その後も美菜はどんな仕事をしているのかなど、清川のことを聞きまくった。

武史はそんな2人にお酒を振る舞いますが、そのお酒にちょっとした仕掛けを施す。

こちらはかなり短いお話になっています。
ですが美菜はこの後もちょくちょく出てきますので、伏線のようなものだと思います。
武史の華麗な推理の前哨戦です!

リノベの女

あらすじ

真世はリノベーションの客・上松和美の元へ。

打ち合わせの後にプランを作り、武史の店で和美に見せることになった。

彼女の主人は高齢の実業家だったが、他界している。

莫大な遺産を受け取った和美の元に、彼女の兄が押しかけてきた。

兄につきまとわれる和美に、武史が力を貸すことになります。

和美の家族は彼女が幼い頃に空中分解していて、兄とは何年も会っていません

今頃何の用があるのか、それはもちろん和美が亡くなった夫から受け取った莫大な遺産です。

ですが実際に和美に会った兄は、とんでもないことを言い出します。

武史はそんな和美の兄に対してどんな対処をするのか、注目です!

マボロシの女

あらすじ

柚希には智也という恋人がいた。

彼はジャズバンドを組んでいて、ウッド・ベースを担当している。

ある日智也の演奏を聞いた帰り、柚希は衝撃的な事件に遭遇してしまう。

智也が交通事故で亡くなってしまったのだ。

突然恋人を失った柚希は、心にぽっかりと穴が開いてしまいます。

何もする気が起きない彼女を心配して、弥生は他の男性を紹介したりしますが…。

やはりすぐには立ち直れない柚希。

そんな彼女に弥生は、武史に相談しある計画を実行に移します。

相続人を宿す女

あらすじ

真世は富永夫妻からマンションのリフォームを頼まれていたが、突然キャンセルされてしまう。

夫の良和は事情を説明してくれなかったが、後ほど妻の朝子から説明された。

夫妻には遥人という息子がいたが、交通事故で亡くなっている。

問題は別れた遥人の妻である諸月沙智が、遺産を相続したいと言っていることだった。

すでに離婚している沙智には、遥人の遺産を相続する権利はありません

ですが沙智のお腹には赤ちゃんがいました。

子どもが遥人の子なら、遺産を相続する権利がありますが…。

沙智には菅沼という恋人がいて、遥人と離婚する前から付き合っていました。

富永夫妻はお腹の子は遥人ではなく、菅沼の子だと思っています。

真世からその話を聞いた武史は、早速調査に乗り出しました。

続・リノベの女

あらすじ

介護施設に勤めている石崎は、入居者の末永に頼まれて娘の奈々恵の行方を調べることになります。

奈々恵はすでに亡くなっていますが、末永は信じていません。

死んだ彼女の遺体と対面して娘だと認めていましたが、今になってあれは別人だったと言い出した。

石崎は奈々恵が目撃されたという店へ向かう。

それが武史が経営する「トラップハンド」だった。

石崎は武史に、奈々恵のことを知らないか聞きます。

ですが武史は、それにはっきり答えることができません。

ネタバレになってしまうので伏せますが、とある事情があったんですね。

とにかく奈々恵の「正体」を知られるわけにはいかない武史は、真世を使ってなんとかごまかします。

そして、ある作戦を思いつきました。

査定する女

あらすじ

美菜は「トラップハンド」で、男性が自分の「査定」に見合うかどうか武史に見てもらっていた。

ある日勤めている家具店で、真世が連れてきた栗塚に惹かれていく。

栗塚もまんざらではないようで、美菜を食事に誘うようになった。

最初の短編に出てきた美菜が再登場です。

彼女は家具店に勤めながら、マッチングアプリで自分のお眼鏡にかなう相手を探していました

人の嘘やどんな人間なのかを見極めるのが得意な武史に、当たりかハズレかを判断を仰いでいます。

栗塚は武史の「査定」に合格するのかどうか、見物です。

さらに美菜には、最後にとあるハプニングが待っているのでそちらにも注目ですよ!

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」感想

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」を読んだ皆さんの感想を集めました。

一部をご紹介しますね!

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」は前作と繋がりはありませんが、武史と真世のコンビは健在です。

武史のマジックのような可憐な推理や、彼に振り回される真世が面白かったです。

短編なのでボリュームは少なくなっていますが、内容はまとまっていると思いました。

最後にはすっきり終わるので、読了感も良かったですよ!

まとめ

「ブラックショーマンと覚醒する女たち」をご紹介しました。

前作「ブラックショーマンと名もなき町の殺人」とは違い、短編集となっています。

武史と真世のコンビが、女性達の悩みを解決していくのは読んでいてスカッとしました!

興味のある方はぜひ読んでいただきたいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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